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日本ユニセフ協会親善大使、内閣府認証NPO法人ひまわりの会 理事アグネス・チャン

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2003年6月、戦争終結宣言が出た直後のイラクを訪問しました。
現地の治安状況はとても不安定で、わたしたちが泊まったホテルにも時々、銃声が聞こえてくる状態でした。
その後、8月19日にはバグダッドの国連本部が自爆テロに見舞われ、ユニセフのスタッフも亡くなるという悲劇が起きました。

子どもに対する脅威は、イラン南東部を襲った大地震のような自然災害や、イラク戦争をはじめとする武力紛争の被害だけではありません。
貧困や、HIV/エイズなど、依然として世界には、子どもたちを取り巻く様々な問題があります。

今、世界では、およそ3秒に1人の割合で、5歳未満の子どもが予防可能な病気などにより命を失い、およそ1億2千万人の子どもが学校に行けないという現実があります。

「子どもの権利条約」が日本で批准されて10年目となる今年、世界の子どもたちの権利を実現するというユニセフの使命を再認識するとともに、世界の子どもたちを守りたいという気持ちを抱く皆様と一緒に、行動して参りたいと思います。

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