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全日本私立幼稚園連合会会長香川 敬

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『「イノベーション」つまり「新しいアイディアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす」人を育てることが必要であり、その人が備えるべく好奇心、創造力、連帯感等のスキルの構築は幼児教育から始まる。』これは、OECDの提言で、幼児教育の重要性を訴えています。
 時代が今、変革期にあるが故に、私たちはこれを得難い時、またとない時と捉え、OECD諸国の潮流を踏まえながら、近未来の私立幼稚園の在り方をクリエイトし、保護者や社会の要請に応えるべく幼児教育の充実に努めているところです。
 幼稚園では、人形との関わりの場も大切にしています。子どもたちは、日々の生活の中で人形に心を投影させるからです。人形に語り掛ける子どもたちの内面に入り込み、子どもたちの心の動きを看取る力、語り掛けの変化・成長に喜びを見出す感性を保育者自身が身に付けながら、子どもの学びの支援に努めています。
 幼稚園は、子どもたちが出会う初めての学校であり、「学びの一歩 幼稚園」として、私たちは子どもの学びを見守るだけではなく、お母さんたちを支えたいと願っています。子どもに寄り添い、子どもと共に、自分の人生を歩んでいかれるお母さんたちに、心からのエールを贈りたいのです。
 『人は子どもをもつことによって、人生を二度生きる』という言葉があります。
 自分の子どもとの、周囲の子どもたちとの、またそれを取り巻く大人たちとの、すべてのものとの関わりの一つ一つを大事にすくい取りながら、お子さまとの、かけがえのない時間をいつくしんでいただきたいと思います。

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