メッセージ
 

東京都 三鷹市長清原 慶子

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これまでは、赤ちゃんを「さずかりもの」という表現をすることがありました。私は、赤ちゃんは私たちに「預けられた」すばらしい「いのち」であると思います。
赤ちゃんは、一人ひとりのお母さんに、愛され、育てられるために、託された大切な「いのち」です。
赤ちゃんは小さな体全体に無限の可能性を秘め、その無垢な笑顔には、無限の愛が表れているように思います。
文字通り「無邪気な」赤ちゃんの存在は、私たちに、「いのち」の尊さと、人間の持つ才能の可能性はもちろんのこと、新しい「いのち」の誕生と存在そのものが与える「気高さ」を感じさせてくれます。
私たちは赤ちゃんに出会うと、自然に笑顔が溢れます。
私たちは赤ちゃんを抱くと、このうえのない愛おしさを感じます。
このかけがえのないすばらしい「いのち」をおなかに宿し、出産を経験するのは、それぞれの「お母さん」です。そして一番身近に接する「お母さん」は、一日一日が新鮮であり、大きな感動を味わうことができるのです。
けれども、私も二人の子どもを産み、育てた経験から正直に言えることですが、時として、赤ちゃんは母親にもわけがわからないまま泣きやまなかったり、お乳を飲まなかったり、尽きない心配事をもたらします。
赤ちゃんはとても小さい存在なので、お母さんがちょっとした変化に気付かなければ、そのまま壊れてしまいそうな「おそれ」を感じて、お母さんは日々緊張していると言ってもよいかもしれません。
お母さん、そんな時は、この社会で決して一人で赤ちゃんを預かっているのではないことに気づいて、遠慮なく支援を求めてください。
パートナーや親族はもちろんのこと、隣人や医師、看護師、助産師や保健師、三鷹市の場合であれば「子ども家庭支援センター」や「保健センター」のように、子どもと家族を応援する施設があります。多くの保育園では、子育ての相談を受ける「ひろば」や窓口も用意しています。
最近では、このNPO法人「ひまわりの会」もありますし、三鷹市では、子育て世代の市民が運営するNPO法人の活動も目覚ましいものがあります。

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